季刊まちりょくvol.16
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3さん曰く、「首都の割にはごみごみしていない街」で、「そういう意味では、仙台と似ているところがあるかもしれませんね」。郊外に湖が多くあって、街なかの川から舟で湖に行くことができるとか、冬はものすごく寒く、そのぶん人々は短い夏を楽しむとか、最近ドイツでも日本食が人気がある……などなど。 そんなドイツに住んで7年になるが、「やはり仙台に帰ってくるとほっとします」と話す。心から安らげる場所である故郷への思いから、東日本大震災の後、津田さんは音楽家仲間たちと国内外でチャリティ・コンサートを開いている。「どれだけ役に立っているかはわかりませんが、気持ちだけは仙台に向けて……。本当に気持ちだけなんですけど」中学校からは仙台の中心部に通学した。最寄りの地下鉄の駅までは自転車で、「坂が多いので、トレーニングになりました」と振り返る。津田さんの背後にあるのは、宮城県の天然記念物に指定されている賀茂神社のイロハモミジ。樹齢200年以上と推定される。秋には真っ赤に色づき、人々の目を楽しませる。

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