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報告リポート




2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」上映会
 上映作品概要

■上映作品情報

【プログラムF】2月3日(日曜) 13時30分〜14時30分
 ※整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。


「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」

 60分予定/2019年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
 テキスト:瀬尾夏美
 撮影:小森はるか
 録音:福原悠介
 録音・撮影助手:佐藤風子、森田具海
 スチル:森田具海、布田直志
 制作進行:清水 翼
 現場応援:清水 仁、武田和恵、布田直志、水谷仁美

 2018年9月。あたらしいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある陸前高田で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮説的な場をつくるプロジェクト。旅人たちはこの土地で編まれた物語『二重のまち』を通じて、15日間の滞在で見聞きし、思考したことを発話しようと試みる。ちいさな“継承”の始まりを記録し、そこからあたらしいうたを紡ぐ映像作品を制作していく。

*「二重のまち」(作・瀬尾夏美)とは?
 「2031年、どこかで誰かが見るかもしれない風景」という副題を持つ短編の物語。嵩上げ工事などで造られた“あたらしいまち”とはるか地の底になった“かつてのまち”を行き来しながら暮らしを紡ぐ人々の姿が描かれており、実在する人物をモデルとしている。




【プログラムA】2月2日(土曜) 12時00分〜15時10分
 ※プログラムAは、作品ごとの入れ替えなし、出入り自由


「あいだのことば」

 64分/2012年
 撮影・編集:小森はるか

 2011年、小森と瀬尾がボランティアで東北沿岸部を訪れたことを契機に、月に1度通いながら続けていた記録の一片。石巻市、陸前高田市で出会った3組のお家で撮影した1年間の会話の記録。


「米崎町りんご農家の記録」

 42分/2013年
 撮影・編集:小森はるか

 陸前高田市で瓦礫撤去のボランティア活動に参加した際に出会った、りんご農家のご夫婦との会話の記録。ご夫婦は津波の被害を受けた家の修復を待ちながら、家の脇に残った納屋を仮住まいにし、裏山のりんご畑を守りながら暮らしを続けていた。


「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」

 30分/2014年
 聞き手:瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

 2011年9月に小森と瀬尾は1ヶ月の東北移動滞在を続けながら、並行して、青森・岩手・宮城・福島の沿岸市町村の災害ボランティアセンターを一つずつ訪ね、運営スタッフの方のお話を伺った。今回の上映に合わせ再編集したインタビューの記録。


「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」

 23分/2013年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 テキスト:瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

 2011年4月から繰り返し訪ねている陸前高田に暮らすKさんの記録を中心にした映像とテキストによる作品。小森の映像がその場の状況や語りをありのままに伝え、瀬尾のテキストとドローイングはその場の会話や時間を咀嚼するなかで生まれてくる。二つの視点をダブルスクリーンで投影したインスタレーション作品を、シングル版に編集し上映する。


「あたらしい地面/地底のうたを聴く」

 21分/2015年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

 陸前高田市森の前地区にある五本松という大きな石。昔から一里塚のような存在だったその巨石は、子どもたちの遊び場となり人びとに親しまれていた。大津波でも流されずに残ったが、嵩上げ工事によって埋まることが決まる。最後に何かがしたいと、まちの人びとは石を囲んで盆踊りをした。お別れを前に聞き取った石にまつわる記憶と、移り変わる風景を記録した作品。2015年に発表した「あたらしい地面/地底のうたを聴く」展の映像作品のみを上映。




【プログラムB】2月2日(土曜) 15時30分〜17時10分

「息の跡」

 93分/2016年
 監督・撮影・編集:小森はるか
 編集:秦岳志
 整音:川上拓也
 特別協力:瀬尾夏美
 プロデューサー:長倉徳生、秦岳志
 製作:カサマフィルム+小森はるか
 配給:東風

 津波により自宅兼店舗を流された陸前高田市の種苗店経営者・佐藤貞一さんの姿を追ったドキュメンタリー。佐藤さんは、震災直後から自宅跡地にプレハブを建て、営業を再開した。種苗販売のかたわら、津波の経験とその後の生活、また陸前高田の歴史や文化などを、独学した外国語で手記に綴っている。2013年からおよそ3年間の記録。




【プログラムC】2月2日(土曜) 17時30分〜18時50分

「空に聞く」

 75分/2018年
 監督・撮影・編集:小森はるか
 撮影・編集・録音・整音:福原悠介
 企画:愛知芸術文化センター
 制作:愛知県美術館

 陸前高田災害FMでパーソナリティを務めた阿部裕美さんのドキュメンタリー。ラジオ収録の記録と当時を振り返る語りによって構成される。耳を傾けなければ聞こえてこないお話を聞き、同じ町に暮らす人たちへとその声を届けていく。阿部さんはラジオを通して、震災によって見えにくくなってしまった「町」をつなぎとめていた。愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品。




【プログラムD】2月2日(土曜) 19時10分〜21時10分

砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録

 110分/2017年
 制作:「猿とモルターレ」アーカイブプロジェクト
 撮影:小森はるか、酒井耕
 編集:小森はるか、中村大地

 砂連尾理(振付家・ダンサー)が震災後に避難所生活する人びととの交流を通じて、非常に困難な状況を経験した人びとの「命懸けの跳躍(=サルト・モルターレ)」を考察し、未来に向けて生きる私たちのサルト・モルターレを模索したパフォーマンス作品『猿とモルターレ』。2017年3月に茨木市市民総合センターで上演された講演記録。




【プログラムE】2月3日(日曜) 12時00分〜13時10分

「波のした、土のうえ」

 68分/2014年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 出演:阿部裕美、鈴木正春、今野勝代、瀬尾夏美
 テキスト:瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

 津波をうけた沿岸の町、陸前高田で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録から物語を起こすように構成された3編の映像。この町に暮らしていた人びとと小森はるか+瀬尾夏美の協働によって制作された。同名の展覧会のインスタレーション内でも上映され、全国各地に巡回した。



■事業概要
 「二重のまち/交代地のうたを編む」上映会、展覧会、トークイベントの事業概要は、次のURLをご覧ください。

 http://www.bunka.city.sendai.jp/topics/index_bunpro2018.html#nijyuu01